加東特産「三草茶うどん」 新たな調理法で風味豊かに
兵庫県加東市特産の三草茶を練り込んだ「三草茶うどん」の新しい調理法が完成した。神戸のホテルの総料理長が協力し、温か
いだしでも豊かな茶の風味を楽しめるよう工夫された。9日の「あったか加東冬のまつり・北播磨じばさん元気市」の踊り会場(同市役所滝野庁舎)で販売し、
10日以降は市内の飲食店でメニューに加えられる。
三草茶うどんは、同市産の素材を生かした料理や食材を創作する「加東こだわりグルメコ
ンテスト」の応募作品で、2012年に商品化された。通常のうどんだしに入れると、茶の香りを感じるのが難しくなるため、市内の飲食店では、ざるうどんの
ように冷たい状態で出されることが多い。そのため、通年味わえる調理法の開発が課題だった。
同市商工会は、ホテル・ラ・スイート神戸ハー
バーランド(神戸市中央区)の総料理長、鎌田雅之さんに協力を依頼。鎌田さんは加東市を訪れ、三草茶うどんの茶の香りを生かした調理法を生み出した。通常
のうどんだしに茶葉を少量加え、5分蒸らしてこす。同市東条地域が産地であるヤマノイモをすり下ろして茶を含んだだしを加え、うどんの上に載せる。三草茶
うどんの風味が温かい状態で楽しめるという。
9日は午前10時に販売開始。400円で約100食限定。同11時には鎌田さんも参加して調理法を発表する。この日は準備の都合上、通常のうどんだしを使う。
10日以降は新調理法にならった三草茶うどんが、同市岡本の東条温泉とどろき荘の食事処「成山」と、同市東古瀬の「割烹にしき」で味わえる。同商工会TEL0795・42・0253
(田中靖浩)
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